錬心舘広島地区本部 本部長
一般社団法人 全日本少林寺流空手道連盟 錬心舘
会長 正木英雄 十段範士 プロフィール
正木会長は昭和19年2月、広島県大竹市栗谷町に生を受け、現在80才、東広島市八本松町に在住、平成22年10月、二代目宗家より錬心舘最高位の範士号を受賞される。
また令和6年8月、連盟副会長 重村師範より十段の称号を推戴されました。
一方広島県東広島市を拠点として広島地区本部を展開、昨年支部開設より50周年となり4月にはこの記念演武会、その軌跡をまとめた写真展を東広島芸術ホール(くらら)で開催、この50年間で全国大会優勝選手20名、敢闘賞~準優勝は111名と名門広島地区本部を造り上げました。もちろん会長は広島幹部、保護者会、地域の各界の協力者、皆さんのお蔭と感謝を忘れません、昭和48年に勤務していたシャープ株式会社広島工場に空手道部を新設、爾来20年間、無線事業部の技術部に在籍、ラジオ、ステレオ等音響機器の設計に携わられました。昭和63年には八本松町に広島本部舘道場を建設、(シャープを円満退社、武道家の道を進むことを決心されました。)
開祖ご夫妻に道場開設のお祝いに来広いただき、師弟の契りの盃を、広島本部舘道場 神殿の前で厳かに行われました。
現在は東広島市を中心に島根県邑南町、北広島町、広島市緑井、佐伯町、呉市、竹原市、忠海町と広島県下全域に支部を開設、門下から山本 山口県地区本部長、脇坂 岡山西地区本部長を生み中国地方における確固たる堅陣を築き上げました。愛する子飼いの素晴らしい師範をそれぞれの支部に配置、次代を担う青少年の健全育成に努めておられます、
昭和58年、東広島市体育協会に加盟し東広島空手道連盟を設立、初代会長に就任
又全国大会も4度、広島地区本部主管で開催されておられます。今回の令和5年の全国大会は5度目の主管となります。
修行の中での一番の思い出は、平成元年本山の旧道場で開祖と対で錬心舘の最高峰の型、公相君を教わった時のことです、4時間休みなしで、水分補給なしで(当時稽古中、水分補給はしませんでした)稽古は続きました。開祖からもう一度やれ!の声、何度してももう一度やれ!でした、目がかすみもう体が駄目だと悲鳴を上げた時、よし!との声が遠い宇宙から聞こえたような気がしました。何年か経って開祖にあの時は先生が鬼かと思いました…とお話したら・・すました笑顔で何も言われませんでした。しかし私と開祖の間になにか目に見えないものでつながったものがある様な気がしました。誰にも分らない不思議な現象と今も思っております、とのことです。
今一つの思い出は、開祖との稽古を1ケ月間、毎日朝から一日中講話と稽古をつけてもらいました、又サチエ奥様には毎日美味しい昼食をつくって頂きました、お二人とも今は天国で仲良くお過ごしのことと思います、今の私が稽古着を着て道場に立てるのもこの時の良き薫陶があるからだと思います。今もって深く感謝申し上げております。1ヶ月の合間に二代目の旧総本部道場で、二人で黙々と稽古したのもよき思い出となりました、二代目の幼稚園の指導に同行したり、二人で時々温泉に行き語り合ったのもよき思い出のひとつとのことです
正木会長は空手だけでなく全剣連居合道5段(夢想神殿流)、杖道5段(神道夢想流)、抜刀道、錬心舘古武道5段合わせると27段の武道家、また趣味で盆栽、囲碁、
茶道(武家茶上田宗箇流)と幅広く、動と静の世界にも深くかかわっておられ自己研鑽に余念なく全く年齢を感じさせない風格とパワーを感じます。
茶道は開祖の1周忌法要と7回忌、二代目の1周忌に本山白龍堂前での献茶の手前(神にささげるお茶)で錬心舘の師範の皆さんは良くご存じのことと思います。これからも錬心舘の若き師範にその卓抜の術技の数々をご指導いただけると思います、今や人生100年の時代ますますのご健勝ご活躍をお祈りいたします。
主なる受賞された賞
1994年 広島県体育協会より体育功労賞受賞
2004年 社団法人 広島県青少年育成県民会議より青少年健全育成に対し感謝状受賞
2013年 広島県知事より青少年健全育成で賞状受賞
2018年 西条ロ-タリークラブより青少年健全育成の表彰状受賞
2019年 広島市より教育文化功労賞受賞
2019年 東広島暴力追放協議会より感謝状受賞
2024年 広島県知事より広島県優良スポーツ団体の表彰状受賞
第52回全国空手道選手権大会祝賀会にて範士十段の称号を推戴
尚、錬心舘では数々の特別功労賞、感謝状を受賞されておられます。
記、広島地区本部幹部一同